日本式ドリップで使う焙煎度別セッティング
はじめにTIMEMORE(タイムモア)栗子 C3Sは、
粒度精度が高く、評価の高いハンドミルだ。
一方で、説明書どおりの挽き目を
そのまま日本式ドリップに当てはめると、
「細かい」と感じることが多い。
この記事では、
日本式ドリップ前提で
焙煎度別にC3Sの挽き目目安を整理する。
前提条件(この記事の基準)
・抽出:日本式ペーパードリップ
・味の方向性:透明感・後味重視
・ミル:TIMEMORE C3S
・数値:ダイヤルのメモリ表記
※ 中国式(濃度・厚み重視)では この数値より細かくなる。
ミディアムロースト(浅煎り寄り中煎り)
目安メモリ
20〜22
理由
・豆がまだ硬い
・微粉が出やすい
・抵抗が上がりやすい
細かくしすぎると、流速が落ち、抽出が重くなる。
味の調整
・20:酸と甘さのバランス
・22:軽さ・クリア感
中煎り(いわゆる中間ゾーン)
目安メモリ
19〜20
理由
・硬さと脆さのバランスが良い
・水の通りが安定する
C3Sが一番扱いやすい焙煎度。
味の調整
・19:甘さ・コク
・20:後味すっきり
フルシティロースト(中深煎り)
目安メモリ
17〜18
理由
・豆が膨張している
・割れやすく、水を通しやすい
・細かくしても詰まりにくい
浅煎りと同じ感覚で挽くと、逆に薄くなりやすい。
味の調整
・17:苦味・厚み
・18:バランス型
焙煎度別まとめ表
| 焙煎度 | メモリ目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミディアム | 20〜22 | クリアで軽快な印象。酸と甘さのバランス重視。 |
| 中煎り | 19〜20 | 甘さとコクのバランスが良く、汎用性が高い。 |
| フルシティ | 17〜18 | コクと甘さが出やすく、しっかりしたボディ感。 |
数字より大事な判断基準
挽き目の正解は、数字ではなく流速。
・お湯が溜まらない
・スムーズに落ちる
・抽出 2:00〜2:30 前後
これを満たしていれば、多少の分離や見た目は問題ない。
中国式ドリップとの違い
中国式ドリップは、
・細かめ
・抽出時間
・長め濃度重視
そのため、同じ焙煎度でも
**説明書の数値は低め(細かめ)**になる。
日本式では
+2〜4メモリが基準。
まとめ
・C3Sは焙煎度で明確に挽き目を変える
・日本式ドリップでは説明書を鵜呑みにしない
・流速と味で最終判断する
TIMEMORE C3Sは、前提を合わせれば
非常に再現性の高いミルになる。


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