歴史はなぜ繰り返されるのか
―― 戦争といじめは、同じ構造だった
ここで、国ごとの姿勢の違いがはっきりする。
ドイツは、自国の加害を正面から教える。
「なぜ起きたのか」「社会がどう加担したのか」を繰り返し学ぶ。
一方、ソ連(現在のロシア)は、
勝利と被害を中心に教え、加害にはほとんど触れない。
日本は、教えるが一貫性が弱く、
被害と加害の記憶が分断されがちだ。
これは善悪の問題ではない。
国家が何を拠り所にしてきたかの違いだ。
ただ一つ言えるのは、
教育は、次の世代の思考回路を作るということ。
被害だけを強調すれば、
「自分たちは被害者だ」「だから仕方ない」という回路が残る。
それが、
憎しみを憎しみで正当化する。
だから、同じことが繰り返される。
戦争と飢餓を経験したオードリー・ヘプバーンは、
復讐ではなく、支援を選んだ。
「同じ目に遭う人を減らす」
それが彼女の答えだった。
正直に言えば、
自分が極限状態に置かれたら、どうなるかは分からない。
誰でも憎しみに引きずられる。
だからこそ大事なのは、
考え続けることだと思う。
単純な敵像に飛びつかない。
憎しみを正当化しない。
戦争なんてまっぴらごめんだ、
と思える側に立ち続ける。
完璧でなくていい。
問いを手放さないこと。
それだけでも、
繰り返さない側に立てると、私は思っている。


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