自家焙煎や新鮮な豆を買うようになると、
必ず出てくるのが「保存方法」の疑問。
・冷蔵庫に入れた方がいい?
・常温でいいって聞くけど、夏は?
・瓶や缶はダメなの?
結論から言うと、
正解は1つではないが、失敗しにくい答えはある。
焙煎豆の前提を知っておく
焙煎したコーヒー豆は、豆ではなく「食品」。
しかも普通の食品より厄介で、
・焙煎後もしばらくガス(CO₂)を出し続ける
・酸素・湿気・温度変化に弱い
・冷えた状態で開けると結露する
この性質を無視すると、
保存期間が短くなる。
容器は何がいい?
一番おすすめ:ガス抜き付きの袋
・ガスが自然に抜ける・湿気が入りにくい
・温度変化に比較的強い
・冷蔵・常温どちらでも使える
焙煎豆専用に作られている容器なので、
迷ったらこれ。
瓶・缶はダメ?
ダメではない。ただし条件付き。
瓶や缶は
・ガスが逃げない
・一度入った湿気が抜けない
・温度差の影響を受けやすい
という欠点がある。
焙煎してから日が浅い豆や
冷蔵保存には向いていない。
使うなら
・焙煎後2週間以上経過
・常温で固定
・開閉頻度が少ない
この条件がそろった時だけ。
冷蔵保存と常温保存の考え方
基本ルール
・温度が安定していれば常温
・高温や日内変動が大きければ冷蔵
これだけ。常温保存が向くケース
・室温が20〜25℃前後・直射日光が当たらない
・3週間以内に飲み切る
この条件なら
無理に冷蔵しなくていい。
冷蔵保存が向くケース
・夏場で28〜30℃に触れる・エアコンOFF時に室温が上がる
・温度が日によって大きく変わる
この場合は
冷蔵庫の方が豆は安定する。
冷蔵保存する時の注意点(重要)
やっていいこと
・ガス抜き袋のまま保存・使う前に袋ごと常温に戻す
・目安は60分以上
やってはいけないこと
・冷えたまま袋や缶を開ける・使う分だけ出してすぐ冷蔵庫に戻す
これは
結露と湿気を閉じ込める最悪の使い方。
「常温に戻す」とは何度?
目安は20〜25℃。
部屋に置いた時間ではなく、
豆そのものが冷たくないことが重要。
まとめ
・容器はガス抜き袋が最も安全・夏は冷蔵、冬は常温で問題ない
・大事なのは
保存場所より温度変化を小さくすること
・冷蔵豆は
必ず常温に戻してから挽く
保存方法を安定させるだけで、
同じ豆でも味ははっきり変わる。
難しく考えすぎず、
「袋のまま・温度を安定させる」
これを軸にすれば失敗しにくい。


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