政治家の女性スキャンダルに群がる人たちが、一番うるさくて一番どうでもいい

政治家や有名人の女性関係スキャンダルが出るたびに思う。
また始まった、という感想しかない。

不倫だ、浮気だ、と騒ぎ立て、
SNSでは誹謗中傷、人格否定、正義面した説教大会。
正直に言って、かなり滑稽だ。


まず前提として、
他人の性事情にそこまで執着できる神経がよく分からない。
当事者でもない人間が、
「人として終わってる」
「最低」
と断罪している光景は、
倫理的というより、単なる集団リンチに近い。

「不倫は悪だ」という分かりやすい正義を振りかざせば、
頭を使わずに叩ける。
政策も、実績も、権力構造も理解しなくていい。
ただ“気持ちよく怒れる対象”が欲しいだけ。

それに、かなり本音を言えば、
「みんなやってるだろ」と思っている。


実際にやっているか、
バレていないか、
機会がないか、
魅力がないか、
その違いでしかない場合も多い。


浮気された側が100%被害者、
浮気した側が100%加害者、
そんな単純な構図で説明できる人間関係ばかりではない。
関係が壊れるには、たいてい複数の要因がある。


それを全部無視して、
「された方は絶対正しい」
「した方は人間失格」
と断定するのは、
現実を見ていないか、見たくないだけだ。


もちろん、
権力差を使った関係、
立場を利用した強要、
これは完全に別問題だ。
そこは厳しく裁かれるべき。

でも、
合意のある私生活まで引きずり出して、
「政治家失格」だの
「人として信用できない」だの
騒ぐ社会は、かなり幼稚だと思っている。

本当に問題にすべきなのは、
・税金をどう使っているか
・どんな法案に賛成しているか
・誰の権利を切り捨てているか
そういう話のはずだ。

なのに、
一番どうでもいい“下半身の話”だけが拡散され、
一番考えるべき“権力の話”は置き去りにされる。

この構図が続く限り、
スキャンダルを叩いている側が
「社会を良くしている」と思い込んでいるのは、
かなりの勘違いだと思う。


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