抵抗しなかったことは、同意ではない
一度、童貞の男性とそうなりかけたことがある。
酔っていた。
でも意識はあった。
ベッドに押し倒された瞬間に分かった。
乱暴だった。
私は何度も言った。
「痛い。」
でも、完全に拒絶することはしなかった。
逃げられない状況
逃げても無駄だと分かっていた。
酔っている。
夜。
帰るにはタクシーで何千円もかかる。
そして私は、過去に無理矢理やられた経験があった。
「強く拒絶すること」が、
逆に相手を興奮させる可能性も知っていた。
身体が選んだ戦略
だから私は、上に乗った。
本当はやりたい。
そんな空気をつくった。
偽りだった。
でもそれは誘惑ではない。
安全確保だった。
恐怖下の反応は一つではない
恐怖を感じたとき、人は戦うだけではない。
- 凍る
- 従うふりをする
- 相手をなだめる
- 空気を合わせる
これも防御反応だ。
それでも外から見ると、
「拒否していない」ように見えることがある。
同意は空気ではない
はっきりとした同意がなければ、
それは合意ではない。
抵抗しなかったことは、同意ではない。
従ったふりをしたことも、同意ではない。
私はあの夜、自分を守った。
それだけだ。

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